骨再生療法
骨再生療法について
インプラントがしたいけど、顎の骨が少ない、薄いと言われた方、骨を再生する治療方法があります。
PRPとは?
多血小板血漿(Platelet Rich Plasma)の略語で、採血した血液を遠心分離機にかけて血小板を濃縮した血漿のことです。
PRP 骨再生療法とは?
骨再生療法とは、患者様ご自身の血液を使用した再生療法です。
血小板に含まれている細胞の成長因子を活用し、骨や歯茎などの歯牙周辺組織の再生や回復を早めることができます。
(骨再生を誘導するためのもので、PRPそのものが骨になるわけではございません)
PRP再生療法の特徴
患者様ご自身の血液から作製いたしますので、拒絶反応やアレルギーの心配がほとんどなく、再生率も高く、傷口の治りが早い、また痛みが少ないという利点がございます。
適応
・インプラントをしたいが、充分な骨がない。
・抜歯時の痛みを緩和し、早く治したい方。
・歯周病の手術時における骨の再生。
治療の流れ
1.採血
当院では看護師が在中しております。採血した患者様の血液を遠心分離機にかけます。
採血後、患者様には30分~40分程度お待ちいただきます。
【遠心分離機】
【クリーンベンチ】
2.血小板の抽出
分離した血液の中から、必要な液のみを抽出し、少量の人工骨と混ぜ合わせます。
人工骨と混ぜ合わせた液は20分程度でゼリー状のかたまりになります。
3.再生療法
患者様は局所麻酔をおこない、外科的に骨を再生したい部位または抜歯部位に、ゼリー状のPRP材を埋入し、縫合します。
治りが早く痛みが少ない、身体にやさしいと評判の治療法です。
その後レントゲンやCTで、骨の再生状態の確認をおこないます。
インプラント予定の患者様は、個人差はありますが、再生療法後3か月~6か月程度おき、インプラント治療となります。
※患者様の骨の状態によっては、骨再生療法をおこなっても、インプラントの適応とならない場合もございます。
まずは一度ご相談ください。